水認証機構

Water Certification Institute
pH値9.9を超える高いアルカリ度性が特徴の温泉水「りょう泉はやぶさ」の源泉は、山梨市牧丘町隼の地下深くにあります。

富士山頂から真北約50km、周囲を山々に囲まれた笛吹川沿いに位置する「はやぶさ温泉」は、独特な泉質で地元の人々に愛される日帰り温泉であり、隣接する充填施設ではその温泉水をつかったミネラルウォーター「りょう泉はやぶさ」がボトリングされています。

山梨市は国内有数の自然名勝地である「西沢渓谷」、千曲川や笛吹川の源流をもつ甲武信ケ岳など、実際に足を運べば澄んだ空気と見所多い自然景観を満喫できる一帯です。

山梨市牧丘町の隼地区の採水地の地下深くには、ゆっくりと流れる膨大な量の温泉水が存在しています。
地下約1,000mに位置する源泉から湧出する「りょう泉はやぶさ」の原水は、ナトリウムを適度に含みながら一般的な水道水やミネラルウォーターより遥かにやわらかい軟水(硬度8~9mg/L)で、汚染度は極めて低く、飲用天然水として良質です。

「りょう泉はやぶさ」の水質成分のもう一つの特徴が、高いアルカリ度です。

アルカリ性の水を求める場合、この「りょう泉はやぶさ」はミネラルウォーターとして最も高いアルカリ度をもつミネラルウォーターのひとつとして特筆すべき水といえるでしょう。

水認証機構は「りょう泉」の採水地を視察し、その水が飲料水とし良質で独特な特徴を持っていること、そして水循環を損なうことのない持続可能な水であることを確認しました。
上の地質図は、この地域の岩石を種類別に色分けしたものです。
当地域は本州弧と伊豆-小笠原弧の接合部である南部フォッサマグナの一部として、地球史上でも興味深い場所です。

りょう泉はやぶさの採水地周辺を見ると、黄土色(約1億年~6,500年前に海溝で複雑に変形したと思われる堆積岩/変成岩)、赤色(約1,500万年~700万年前にできたと思われる花崗岩質)、黄土色2(約700万年~170万年前の爆発によるものと思われる軽石・火山灰)、薄緑色(~約7万年前まで形成されたと思われる堆積物)などで構成されています。

赤色で分かるとおり、この地域の大規模な花崗岩体は地質学においてもよく知られており、りょう泉はやぶさの採水地はその真ん中に位置しています。

この一帯に降った雨や雪の一部は表層を流れ河川源流となり、一部は地下に浸み込み、地下岩石層の中を比較的ゆっくりと下っていきます。地下水が岩石層を通過していく過程で自然にろ過され、岩石に含まれるミネラルを吸収していきます。したがって、天然水の成分・水質は、辿った岩石の種類、状態、規模、浸透時間に影響されます。

花崗岩系の自然フィルターの働きにより地下水はろ過されていきますが、花崗岩系の地下水の一般的な水質としては、浅いところでは弱酸性から中性、カルシウムイオン-炭酸水素イオン優性とされ、深度を増すにつれ水中のCo2は吸収され、中性から弱アルカリ性に、ミネラル分としてはカルシウムからナトリウム優性に変化していくことが知られています。

このように、採水地一帯の地下を覗くことで、花崗岩系中心の岩石層をゆっくりと深さ1,000mまで浸み込んでできた「りょう泉はやぶさ」が、アルカリ性を示し、またカルシウムなどが控えめな超軟水である理由がわかってきます。

また、超軟水でありながらナトリウムは比較的豊富で、TDS(総溶解固形分)は約200mg/Lとなっており、水と電解質を同時に摂取でき、脱水症状を防ぐための水分補給には特に適した水といえます。
りょう泉はやぶさの特徴は、りょう泉はやぶさの成分・水質面でのもうひとつの特徴は、「無垢」であること。ここでいう無垢とは、人工的な化学的汚染物質は勿論、動植物の生成物による有害物質からも隔絶されていることを指します。

後者の例のひとつに、硝酸性窒素が挙げられます。

ミネラルウォーターの本場であるフランスなどでも硝酸性窒素(及び亜硝酸性窒素)が極めて少ない水は「純潔な水」などと表されることがありますが、日本の基準としてはミネラルウォーターに含まれる硝酸性窒素と亜硝酸性窒素合計で1リットルあたり10mg未満でなければなりません。

現在流通するミネラルウォーターは全て当該基準を満たしたものとなりますが、通常ラベルに記載されていないため、一般消費者には見えにくいものがあります。

りょう泉はやぶさの硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の数値は極めてゼロに近く、他の一般的なミネラルウォーターと比較しても優れていることがわかります。
りょう泉はやぶさの源泉は地下1,000mもの被圧帯水層にあります。

左図は深さによる井戸3種類を一般的にイメージしたものですが、りょう泉はやぶさは図の右側の深井戸をもっと深くした構造となっており、幾重にも重なった岩石層の下の帯水層をゆったりと流れる膨大な地下水が地上まで自噴しています。
水認証機構による名水認定には、「水質が良いこと」と「持続可能な水資源であること」の両方の条件を満たす必要があります。
前述のとおり、「りょう泉はやぶさ」は他にはない水質特徴を持っています。

また、りょう泉はやぶさの製造に使用される原水は「水資源の持続性」の条件も満たしています。

持続可能な水とは、将来にわたってその水が減ったり涸れることの無いこと、そして周辺の水循環に何ら悪影響を与えない水を差します。例として、ある市販飲料の原水が工場地下から電気ポンプで大量に採水された地下水だとしましょう。日本では地下水の所有権はその土地の所有者に属しますから、規制範囲内であれば大量の地下水をいくらでもポンプで汲み上げることができ、メーカーの目的が利益最大化とすれば、最大量の地下水を汲み上げるインセンティブが働きます。

50年後、100年後の水資源量の維持・回復が担保された水でない限り、水認証機構による名水認証は与えられません。

りょう泉はやぶさは自然に自噴する鉱泉量の一部を限定量で使用して製造されていること、人工的な汲み上げは行われていないこと、また大量生産キャパシティの設備でないことから、今後例え製造量が増えたとしても周囲の水資源保護に影響は無いと考えられます。

水認証機構では独自の現地調査により、「りょう泉はやぶさ」が持続可能な水資源であり、周囲の水循環環境に影響を与える採水形態ではないことを確認しています。